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2022.07.08

遺言執行者は必要か?

遺言執行者とは、遺言内容を実現するために必要な手続きを行う人です。
法律上で遺言執行者が必要とされている場面は、「推定相続人の廃除、推定相続人の廃除の取り消し、認知」の場合です。相続人との利害が対立するため必要とされています。

例えば、「甲土地をAに相続させる」という遺言の場合、Aが相続人の場合はAが単独で登記申請をすることもできます。ところが、Aが相続人以外の場合は、Aと相続人全員とで、共同して登記申請する必要がありますので、中には相続人全員の協力を得るのが大変な事も想定されます。この場合でも、遺言執行者が選任されていれば、Aと遺言執行者との共同申請により登記申請ができます。(遺言執行者が単独で登記申請する事も出来ます。)相続人以外の第三者に対して遺贈する場合は、遺言執行者の選任も併せて行っておいた方が良いかもしれませんね。
カテゴリ:遺言

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