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2022.12.20

抵当権抹消登記 その2

登記義務者の所在がわからない場合はどうするのか?
不動産登記の申請は、原則として共同申請主義をとっています。不利益を受ける登記義務者を申請手続きに関与させる事により、登記の真実性を担保するためです。抵当権の抹消登記においては、抵当権者を登記義務者として、登記申請手続きに関与させています。
昔の抵当権だと、抵当権者が死亡して相続が発生していることも考えられます。この場合は、抵当権者の相続人全員に登記手続きに協力してもらう必要があります。しかし、登記義務者の所在がわからない場合は、どうすれば良いのか?
①非訟事件手続きに基づく除権決定を得て行う。
②完済した書面、証拠を法務局に提出して行う。
③債権額全額の金銭を供託して行う。
④裁判所に訴訟提起して判決を得て行う。

①~④のそれぞれ共に費用と労力がかかります。
ですので、早めに抵当権抹消登記手続きをした方が良いと思います。
カテゴリ:不動産登記

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